常識を覆す挑戦
ビジネス経験ゼロの塚田が、公務員を辞めて2017年に始めたのが生まれ故郷の枝豆『曙大豆枝豆』の生産&販売でした。
自称「常識を覆す挑戦」。
もともと既成概念にとらわれるのが嫌いで、絶対に無理だと言われるとやってみたくなる性分だったため、自分の直感だけを信じてスタートしました。
農業をやりたかったわけでも町おこし事業をやりたかったわけではなく、人知れず消えてなくなりそうな私の大好きな枝豆を守りたかっただけ。
この味を守り続けていくためには何が必要か。
農業ではなくマーケティングを学び、自分ができることを1つずつ実行していきました。
3年目に法人化
思い起こせば大変なことも山ほどありましたが、たくさんの方に支援していただき、
3年目の2019年に法人化。
そして4年目の2020年。
世界がコロナ禍に翻弄される中、いつもと変わらない穏やかな時間が流れる畑で、やわらかな空気を胸いっぱいに吸い込みながら、枝豆だけでなく、この自然を守らないといけない、という想いにかられました。
私にとっての「自然を守る」とは
自然の中には動物もいて人間もいます。虫も草花も樹木も。
私が考える「自然を守る」は、自然の中にいるすべての生き物が、お互いの領域を守りつつバランスを保ちながら共存できる環境を保持するということ。限られた資源を使い切らずに循環させながら共に生きていくこと。
今は害獣除けの柵がなければ枝豆を皆さんにお届けすることができませんが(全部、動物たちに食べられてしまうから)昔は柵なんていらなかったんです。
過疎化が進み、集落から人がいなくなったせいで、動物たちとの境界線がなくなって畑に入ってくるようになってしまったのです。
山が荒れているからというのも原因の1つのようです。
一度荒れた山をもとに戻すのは至難の業。人間との境界線を取り戻すのも至難の業。
それでも、少しずつでもできることから始めたいと思います。
たとえば私と同じように考える人が100人にいて100人がそれぞれの場所で自分ができる範囲で挑戦すればやがて大きな変化を生むことを信じて。
自然を守る活動の一環として
そんなわけで、自然を守るために自分ができることの1つとして、曙の地でニホンミツバチを育てることにしました。
不思議なご縁で、ニホンミツバチのプロの方からご指導を受けてスタートします。
続きはまたおって。
(その3に続く)
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