当店が、やまなし 曙村 にほんみちばちプロジェクトの巣箱を置いているのは、曙地区にある”中山”という集落です。
一体どんなところだろうと疑問に思う方がいらっしゃるかなあと思ったので、少しだけ紹介させていただきます。
正式には、山梨県南巨摩郡身延町中山。
曙地区では比較的標高が低いエリア(標高300mくらい)です。
ここ"中山"を通らなければ、さらに標高が高い集落には行けないため、曙地区の要所でもあります。(それは言い過ぎか)
ちなみに”曙”という地名は地方自治体法令上はすでに存在しませんが、地元では今も親しまれている呼称です。
Googleマップでみると、こんなところです。
"中山"の住人は14軒30数名。いわゆる限界集落※です。
集落の真ん中には、金毘羅さんとよばれる小高い山があり、ブランコや鉄棒や滑り台などの遊具が設置されていて、限界集落になる前は、春は山菜採り、夏はキャンプと盆踊り、秋は栗拾い、冬はソリ滑り。みんなの憩いの場として活用されていました。
今は訪れる人はいません。
↓金毘羅さんのブランコからの眺めです。奥に見えるのは富士見山。
"中山"のメインストリートを突き当ると、八幡さんがあります。
コロナでここ2年ほどは全て中止されていますが、毎年、新年の拝賀式からはじまり、季節ごとの祭りごとにはかかせない場所です。
↓八幡神社
これは富士見山を背にした風景。
360度、山に囲まれています。
まるで時間が止まってしまったかのよう。時代に取り残された感が半端ない。
ご覧のとおり、耕作放棄地が広がっています。
昔は一面、たんぼでした。
山はほとんど植林されていないので、いわゆる雑木、広葉樹がたくさんありま
す。
非常にのどかで、そのまんまの自然が残されています(残ってしまっている・・)。
日中、人と出くわすことはまずありません。
猿やシカ、アナグマと出くわすことのほうが多いかも。
雪もそれほど降らず、地理的に台風などによる災害もほとんどなく、初夏には蛍、夏は熱帯夜とは無縁、秋は色とりどりの紅葉、冬の星空は吸い込まれるほど美しい。
そんな地域です。
東京からは車で3時間ほど。
ここで、にほんみちばちをとおして、自然と共存していく道を模索していきたいと思っています。
特に今年2022年は、新しい企画にもチャレンジしていきたいと思っていますので、
ぜひ我々の活動を見守っていて下さい。
_________________________________________________________________________________
※限界集落(げんかいしゅうらく)とは、人口の50%以上が65歳以上で、農業用水や森林、道路の維持管理、冠婚葬祭などの集落として共同生活を維持することが限界に近づきつつある集落がある。こうした集落を限界集落という。by Wikipedia
Comments